ゴルフ場の芝生におけるヒメクグ類の変異とその分布
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概要
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ヒメクグ類の主要な生育の場であるゴルフ場の芝生における分布および諸形質の変異性について検討するため、桑名カントリークラブ(三重県桑名市)において分布の様相を調査し諸形質の変異性についての検討を行った。 小穂の鱗片の竜骨上の小刺毛の発生程度に基づいてヒメクグ類にはヒメクグ、中間型およびアイダクグの3つの群が認められた。グリーンおよびグリーンエッジにはヒメクグおよび中間型のみが分布していた。一方、ティー、フェアウェイおよびラフでは3つの群がともに分布していたが、アイダクグは他の2つの群と混生して生育している場所もあったが、大部分の場合他の2つの群とは異なった場所で生育していた。 個体現存量および種子生産量には3つの群の間に差異は認められなかった。花序の抽台開始時期や採種時の種子発芽率ではヒメクグおよび中間型の2群とアイダクグの間に大きな差異が認められた。種子百粒重では中間型が最も重くアイダクグが他の2つの群に比べ著しく軽かった。総苞片長を花軸の長さで割って算出した総苞片長比の値はヒメクグおよび中間型では草丈が高いクローンほど低くなったが、アイダクグでは草丈の値にかかわらずほぼ一定の低い値であった。
- 日本雑草学会の論文
- 1991-10-02
著者
-
山河 重弥
塩野義製薬 (株) 油日ラボラトリーズ
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上山 良人
塩野義製薬株式会社油日ラボラトリーズ
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山河 重弥
文部科学省初等中等教育局
-
上山 良人
塩野義製薬(株)油日ラボラトリーズ
-
上山 良人
塩野義製薬
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