LNG地下タンクに作用する凍結土圧の一解析法について
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概要
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LNG地下タンクの構造および工法を決定するための条件の一つに, タンク稼動後の地盤の凍結膨張処理の問題がある。現在, LNG地下タンクの設計は, 一般に「LNG地下貯槽基準」(案)(日本瓦斯協会, 昭和49年)に基づいて行われており, 凍結土試験などによって凍結土圧を算出するようにしている。しかし, この種のデーターは少なく, 解析において不明な点も多い。本文では, 上記の凍結膨張現象を一般の熱膨張の問題としてとらえ, タンクく体, 凍結土, 未凍結地盤を含めた解析モデルを仮定し, 既存の室内実験より得られた土の凍上特性および凍結土の物性などを利用することによって, 凍結土圧を算出する手順を述べたものである。また実例について, 開発したプログラムを用いて, 底部ヒーティング方式の地下タンクについて解析し, かなりよい結果を得たことを述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1981-09-15
著者
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