シラスの転圧効果について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
シラスを盛土材料とした大土工のための転圧機種選定と施工管理基準を決定するために行なった転圧試験結果を述べたものである。用いた機種はタイヤローラ・振動ローラ・ブルドーザ・タンピングローラである。タンピングローラを除いた各転圧機械の転圧回数Nを限りなく大きくした場合の乾燥密度γ_dと転圧機械の接地圧qとには, γ_<d∞>=1.03q^<0.064>が成り立ち, N=7とすればγ_<d7>=0.98q^<0.064>が成り立つ。機械マキダシを行ない, マキダシ厚25cmのときのタイヤローラ転圧においては, γ_d・N・qとの間に次式が成り立つ。γ_<d7>=1.01+(0.13N)/(q^<-0.216>(18.1+N)-6.78)沈下量Δhnと乾燥密度γ_dとの間には, 20tタイヤーロ, 2t振動ローラ, タイヤローラと振動ローラの組合せに対してそれぞれγ_d=0.53Δhn+0.61,γ_d=0.08Δhn+0.75,γ_d=0.08Δhn+1.01が成り立つ。またシラスの締固めに適する転圧機種はタイヤローラと振動ローラであることがわかった。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1978-03-15
著者
関連論文
- GROUNDWATER ANALYSIS OF UNDERGROUND CAVERN BY MEANS OF ROCK BLOCK MODEL
- THE LATERAL FLOW OF SOIL CAUSED BY BANKING ON SOFT CLAY GROUND
- LNG地下タンクに作用する凍結土圧の一解析法について
- 軟弱地盤改良工法の開発・研究(その1) : 地中混合・固結工法によって改良された高圧縮性粘性土のせん断および沈下特性
- 透水性土層上に設けられた有限幅を有する不透水性仮締切堤の下を流れる浸透流について : 不圧流に移行する被圧流の場合
- 掘削工事における浸透流の取扱いの一例
- シラスの転圧効果について
- 部分貫入遮水壁を有する長方形堤体の浸潤線の計算法について
- 秩父産粘土のクリープ特性と強度特性の関連性について
- 仮締切矢板壁の排水工に与える影響
- FINITE ELEMENT ANALYSIS OF A NONSTEADY SEEPAGE PROBLEM
- 砂質土(稲城砂)の室内突固め試験に関する実験的研究
- 軟弱粘性土地盤の盛土工における法尻杭の挙動解析
- APPLICATION OF FORCHHEIMER'S FORMULA TO DEWATERED EXCAVATION AS A LARGE CIRCULAR WELL