地中連続壁井筒基礎に関する基礎的研究(第1報)
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概要
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ケーソン, 井筒基礎にかわる深い基礎として地中連続壁基礎を考えるとき, 地中連続壁をウェルなどの形状に築造する場合, 工法の性格として各パネル間は構造的に不連続となる。そこで水平力に対してこの種の基礎と, クイ, ウェル, ケーソン基礎との差異, さらに地中連続壁工法では多角形, 放射状などの断面形状に施工できるという特徴を生かした基礎形式について相互の差異を明らかにするために模型による比較実験を行なった。模型は地盤に砂(2mmフルイ)を, 基礎にメタアクリル酸樹脂を用い, 静的な水平抵抗に関する実験を行なった。実験から井筒模型の壁間剛結と自由のものについて水平抵抗を比較した場合, 基礎幅に対して根入れが浅い場合には両者にほとんど差がなく, 根入れが深くなると両者に差が現われてくる。しかしこの差は決定的なものではなく地中壁井筒の深い基礎としての有効性があることが確められた。
- 1975-06-15
著者
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