鋼管矢板井筒を用いた橋脚の載荷試験
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概要
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鋼管矢板井筒基礎工法によって施工された二つの橋脚に対して静的水平載荷試験ならびに自由振動試験を行なってその構造体としての力学性状を確かめたものである。その結果設計荷重に近い荷重範囲内では井筒天端変位の実測値は比較的小さい。したがって理論計算において実測変位に等しく変位させるためには, 鋼管矢板の継手効率は0.8〜1.0の値を取らなくてはならない。このことから鋼管井筒の水平抵抗はケーソンと比較してほとんど変わりないものと判断された。振動試験の結果から減衰定数はケーソン基礎に対する値よりも大きく耐震性の見地から考えると鋼管矢板井筒工法が有利であると考えられる。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1974-06-15
著者
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