ANFISを応用したコンピュータ診断支援システム
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概要
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近年、ファジィ理論やニューラルネットワークを診断支援に応用する試みが報告されているが、臨床家に幅広く認知されているわけではない。一般的な臨床家にはファジイやニューラルネットワークの理論は難しく、また診断支援システムを開発する技術もないためである。そこで、著者らは日常の臨床経験を元にした簡潔な推論を設定するだけで、診断支援が最適化される手法を提案する。それは標準的なPC環境で運用でき、一般的なアプリケーションを利用するので、プログラミングの知識がない者でもシステムを構築できる。また、内部的にはファジィ理論にニューラルネットワークのアルゴリズムを組み合わせたadaptive neuro-fuzzy inference system (ANFIS)を応用しており、最初に暫定的に設定されたメンバシップ関数がニューラルネットワークのバックプロパゲーションにより自動的に最適化され、診断支援システムが向上されるようになっている。今回はその概要を超音波診断への試用を例に解説する。
- バイオメディカル・ファジィ・システム学会の論文
- 2003-08-31
著者
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河津 俊幸
九州大学歯学部歯科放射線学教室
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神田 重信
九州大学歯学部歯科放射線学教室
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神田 重信
九州大学大学院歯学研究院口腔顎顔面病態学講座口腔画像情報科学分野
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河津 俊幸
九州大学病院口腔総合診療部口腔画像診断科
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田中 武昌
九州大学歯学部附属病院歯科放射線科
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神田 重信
九州大学病院口腔画像診断科
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田中 武昌
九州大学大学院歯学研究院口腔顎顔面病態学講座口腔画像情報学分野
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神田 重信
九州大学大学院歯学研究院
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神田 重信
九州大学歯学部附属病院口腔画像診断科
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神田 重信
九州大学大学院歯学研究院口腔顎顔面病態学講座口腔画像情報科学教室
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田中 武昌
九州大学歯学部歯科放射線学教室
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