磁気抵抗素子を応用した無接触変位計測装置の開発
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概要
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近年,口腔領域の僅かな変位を測定するのにそのものに接触することなく行う方法がしばしば用いられている。われわれの教室でもさきにうず電流効果応用の非接触微小変位測定装置を考案し,歯の動揺の観測を行ってきたが,本論文では最近一般工業界で用いられている小型の差動型磁気抵抗素子をこれに応用することを考え,その実用の可能性を検討した。磁気抵抗素子は薄板状で,これを小型磁石と組合せて変位センサとするが,変位の有効検出範開は±300μm(誤差2%以下)で,温度,湿度の影響は比較的少なく口腔内での使用に問題はない。また2個の素子を組合せることによって2次元センサとしても使用できる,などの特長が認められている。
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1985-02-01
著者
-
藍 稔
明海大学歯学部
-
藍 稔
東京医科歯科大学歯学部歯科補綴学第3講座
-
小笠原 浩一
東京医科歯科大学歯学部第1歯科補綴学教室
-
幸阪 保雄
東京医科歯科大学歯学部歯科補綴学第1講座
-
後藤 忠正
東京医科歯科大学歯学部歯科補綴学第一講座
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