発音法による義歯咬合高径の設定に関する研究
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概要
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無歯顎者の咬合高径を設定する際に, 発音時下顎位(発音位)を参考にする方法があり, われわれはこれを発音法と名付けて日本語での臨床応用を検討している. そのために自然な連続的な発音時の下顎運動を音声と同時に記憶して特定の子音発音時点の下顎位を計測する方法を開発して観察したところ, 無歯顎者では口腔条件の変化に即応して発音運動様式は変化するが /s/, /m/ の発音位の推移の相違を比較検討することによって妥当な咬合高径を推測できるものと思われた. そこで本研究では, 全部床義歯の1症例について咬合高径を変化させた場合の /s/, /m/ の発音位から咬合高径を設定することを試みた.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1984-08-01
著者
-
土田 裕
昭大・補綴
-
斎藤 馨
昭和大学歯学部第2歯科補綴学教室
-
田中 收
東日本学園大学歯学部歯科補綴学第1講座
-
田中 収
昭大・補綴
-
山縣 健佑
昭和大学歯学部第二補綴学教室
-
高相 利次
昭大歯・補綴
-
清水 玲子
昭和大学歯学部第2歯科補綴学教室
-
高林 成日己
昭大・補綴
-
高林 成日己
昭和大学歯学部第2歯科補綴学教室
-
土田 裕
昭和大学歯学部第2歯科補綴学教室
-
高相 利次
昭和大学歯学部第2歯科補綴学教室
-
田中 収
昭和大学歯学部第2歯科補綴学教室
-
小渋 宏彦
昭和大学歯学部第2歯科補綴学教室
-
山縣 健佑
昭和大学歯学部
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