日本企業の環境方針に関与する「受動的」「能動的」な製品デザイナーがエコデザインに果たす役割
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概要
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日本の中小企業及び大企業において, それぞれの環境方針への関与が「受動的」あるいは「能動的」な製品デザイナーが, 製品開発プロセス上, どのような役割を担っているかをアンケートによって調査し, 環境を考慮した製品の開発やエコデザインに対する彼らの姿勢について考察した。調査の結果, 現在の製品開発プロセスにおいては, 環境を考慮した製品の開発に対する「受動的」なアプローチが主流となっていることがうかがえた。また, 大企業に勤めるデザイナーに比べると, 中小企業に勤めるデザイナーの方が環境を考慮した製品開発に対して「能動的」な姿勢を示していた。使用時に環境を左右する度合いの高い製品の開発に携わっているデザイナーの大部分は, 自社の環境方針に責任を持つ特別なグループを設置した企業に属していたが, その活動に関与しているのは, 積極的なタイプの製品デザイナーよりも消極的なタイプのデザイナーであることが判明した。
- 日本デザイン学会の論文
- 2000-07-31
著者
-
清水 忠男
千葉大学工学部デザイン学科
-
佐藤 公信
千葉大学大学院工学研究科デザイン科学専攻
-
清水 忠男
デザインスタジオTAD
-
佐藤 公信
千葉大学工学部
-
清水 忠男
千葉大学工学部
-
ウエダ シンジ
千葉大学大学院
-
佐藤 公信
千葉大学大学院
-
佐藤 公信
千葉大学
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