アーチ橋図形のライズ比の錯視量測定 : 景観の図形認識の立場からの解明と評価に関する研究(9)
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概要
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本研究は,アーチ橋のライズ比に関する錯視量を定量的に測定し,それに基づく橋梁デザインの設計資料を開発することを目的とする。実験方法として,心理尺度構成法の一つである恒常和法(constant sum method)を用いた。まず,予備実験で被験者の訓練を行うと同時に実験方法として恒常和法が適していることを確認した。本実験で,以下の結果が得られた。1)直線図形がアーチ図形の下端に位置する場合は,ライズ比1/5.00を境に1/2.76〜1/5.00で過小視傾向,1/5.00〜1/10.00では過大視傾向になる。2)直線図形がアーチ図形のライズ高を2等分する位置の場合は,ライズ比1/4.50を境に1/2.76〜1/4.50で過小視傾向,1/4.50〜1/10.00では過大視傾向になる。3)直線図形がアーチ図形のクラウンに重なる位置と接する位置の場合,および直線図形がアーチ図形よりも上部に位置する場合では,顕著な錯視は生じない。
- 日本デザイン学会の論文
- 2004-01-31
著者
-
白石 照美
拓殖大学工学部
-
増山 英太郎
拓殖大学工学部
-
白石 照美
拓殖大学
-
深水 義之
拓殖大学
-
吉田 登美男
拓殖大学
-
吉田 登美男
拓殖大学工学部
-
井ノ口 達也
有限会社畑紹介所
-
増山 英太郎
拓殖大学
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