MCA無線システムのトラヒックの運用解析と設計への応用
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概要
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本論文は, 通話時間に制限を設け一定の時間で通信を強制的に切断する通信形態をもつMCA無線システムの運用結果の分析と, それをもとにして加入局の収容能力を計算によって求める方法について検討した結果を述べた. 運用結果の分析では, 保留時間の頻度は特殊な分布形となっているであろうと推測していたものを, 定量的に明らかにすることができた. また, 加入局の収容能力を計算によって求める方法の検討の結果から, 通話時間に制限を設ける方式を採用することにより, 強制的に通話を切らなかった場合に比べ20%の呼の処理量の増加があることを明らかにした. システムの設計の目標の一つであった, 通話時間に制限を設けトラヒックの利用効率を高め, 周波数の有効利用をしようとした目的が達成されていることが明らかとなり, その理論的根拠を明確にすることができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-25
著者
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