ネコノミの殺虫剤感受性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Insecticide susceptibility of a Sakai (Osaka) strain of adults of the cat flea, Ctenocephalides felis, was evaluated using 26 chemicals after colonization for 6 months. Cat fleas were reared on domestic cats by the method described by Hudson and Prince (1958). The following results were obtained. 1. According to the experiments for the influence of elapsed time after adult-emergence, insecticide susceptibility remained almost unchanged in the individuals upto 3 days old, then it rose rapidly 7-8 days after emergence. 2. The effects of six insecticides on the cat flea were compared by exposing adults to insecticide residues of different dosage for limited times. The higher mortalities tended to occur with longer contact times. Generally, the ratios (LC_<50> for 1hr contact/LC_<50> for 24hr contact) based on the LC_<50>'s of pyrethroids between the 1hr and 24hr contact were greater than those of organophosphates. 3. Toxicity (μg/(cm)^2) based on the LC_<50>'s were determined by the successive contact method. Dichlorvos and fenthion were most toxic against the cat flea. Other insecticides tested, in descending order of toxicity, were chlorpyrifos, fenitrothion, diazinon, propoxur, fenobucarb, carbaryl, metoxadiazone, cyfluthrin, empenthrin, trichlorfon, resmethrin and prallethrin. 4. The data of insecticide susceptibility of the cat flea presented here were compared with those reported by several workers from various localities in USA. The Sakai strain was more susceptible to pyrethroids and carbamates, while more tolerant to organophosphates, as compared with a susceptible (California) strain.
- 1994-06-15
著者
-
岡野 隆良
株式会社大阪製薬
-
小野 吉弘
(株)大阪製薬バイオサイエンス研究所
-
小林 由明
(株)大阪製薬バイオサイエンス研究所
-
岡野 隆良
(株)大阪製薬バイオサイエンス研究所
-
武衛 和雄
(株)大阪製薬バイオサイエンス研究所
-
小野 吉弘
株式会社大阪製薬
-
武衛 和雄
(株)大阪製薬
関連論文
- 6 化学物質に対するチャバネゴキブリの忌避反応
- 91 エンペントリン含有の衣類防虫カバーのコイガ・イガに対する効力
- 16 ペルメトリンに S-421 を添加したシート剤の室内塵ダニ類に対する効果
- 12 電気掃除機に装着した薬剤処理紙パックの室内塵ダニ類に対する効果と吸引効果
- 9 共力剤を混用したピレスロイド系殺虫剤の室内塵棲息ダニに対する効果
- 18 電気掃除機に装着したゴミパックの室内塵棲息ダニ類に対する効果
- 25 メトプレン製剤によるコガタアカイエカおよびネッタイイエカの駆除テスト
- B29 pyriproxyfen と methoprene のネコノミ成虫の生殖に及ぼす影響
- A16 ネコノミに対する Pyriproxyfen の殺卵効果
- B-38 ネコノミ成虫に対する殺虫剤の効力に及ぼす材質の影響
- B-37 ネコノミ幼虫に対する殺虫剤感受性
- ネコノミに対するピレスロイドと合成共力剤の共力効果
- ネコノミに対するピレスロイドの連合作用
- ネコノミに対する幼若ホルモン活性化合物 pyriproxyfen, methoprene の効果
- 90 ネコノミに対するアレスリン・ピリプロキシフェン配合スプレー剤の効力評価
- 89 ネコノミに対するピレスロイドの連合作用
- ネコノミの殺虫剤感受性
- 83 ネコノミに対するピレスロイドと合成共力剤の共力効果
- 58 合成幼若ホルモン活性物質(メトプレン、ピリプロキシフェン)のネコノミに対する発育制御効果
- A-36 植物精油の室内塵ダニに対する殺ダニ効果(薬剤の基礎効力)
- A-35 ネコノミの継代飼育と殺虫剤感受性(薬剤の基礎効力)
- 幼若ホルモン類似体 methoprene の蚊に対する効果
- 16 合成幼若ホルモン類似体 ZR-515 の蚊に対する効果
- コガタアカイエカ Culex tritaeniorhynchus Giles の個体数が吸血率に及ぼす影響とその日本脳炎流行との関連について
- 1970 年大阪府におけるコガタアカイエカの生態と日本脳炎ウイルス保有状況について(第 23 回大会講演要旨)
- ニクバエ 3 種の生態, とくに発育と生殖能力に及ぼす温度の影響
- 21 センチニクバエ, シリアカニクバエ, ナミニクバエの生態について
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 2. 患者数との関係におけるコガタアカイエカの発生消長に対する日本脳炎ウイルス感染蚊の出現時期の早晩と蚊の発生量(1967-1986年)
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 1. 水田面積, 家畜飼育農家戸数の減少と患者の発生状況(1965-1986年)
- 10 硼酸入り誘餌剤によるアリ類の野外防除試験
- 94 ハエの卵・幼虫・蛹の耐寒性
- 27 蚊の日生存率推定のための数学モデル
- 22 衣類害虫に対するエンペンスリンの実用効果
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 3. 豚へのワクチン接種によるコガタアカイエカの感染と患者の発生に対する効果
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 1. ドライアイストラップとエマージェンストラップによる採集成績
- 7 大阪府におけるコガタアカイエカの発生消長と日本脳炎ウイルス感染蚊出現の近年の様相について
- 3 大阪府におけるコガタアカイエカ発生数の年次変動と日本脳炎ウイルス保有状況について
- 2 生駒山頂における蚊の採集成績, 特にコガタアカイエカの生理的年齢について
- 7 大阪における越冬コガタアカイエカの調査成績
- 32 記号放逐法によるコガタアカイエカの産卵前期間の推定
- 72 野外におけるコガタアカイエカの生存率の推定 : 2. 牛舍に集まる蚊個体群の大きさと〓産蚊率との関係
- 71 野外におけるコガタアカイエカの生存率の推定 : 1. Gonotrophic cycle について
- 2 コガタアカイエカの発生におよぼす気象條件の影響についての検討 (予報)
- コガタアカイエカ幼虫駆除についての防疫薬剤および農薬による駆除の比較検討(第 22 回大会講演要旨)
- ネコノミに対するpyriproxyfen配合スプレー剤の駆除効果
- ネコノミ幼虫の殺虫剤感受性
- ネコノミに対する幼若ホルモン様活性化合物 pyriproxyfen の殺卵効果
- 幼若ホルモン類似体 methoprene 製剤によるアカイエカの駆除実験
- 68 幼若ホルモン類似体 methoprene 粒剤の蚊幼虫に対する効力評価
- ジクロルボス製剤使用の歴史 (特集/日本における衛生害虫用薬剤としてのジクロルボスの有用性)
- 7 大阪府下におけるコガタアカイエカの発生と日本脳炎ウイルス保有蚊出現の近年の様相
- 野外におけるコガタアカイエカの gonotrophic cycle
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 4. 越冬蚊と新生蚊の出現に及ぼす温度の影響
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 3. 丘陵地と平野におけるコガタアカイエカの発生消長の比較
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 2. 越冬蚊の生理的年齢構成と越冬前期の成虫と幼虫の個体数
- コガタアカイエカの年令構成と生存率
- 各種合成ピレスロイドの殺虫効力比較(第 23 回大会講演要旨)
- 未成熟期のイエバエ, クロキンバエ, ケブカクロバエに対する低温の致死効果
- 幼若ホルモン類似体 methoprene のハエに対する効果
- 昆虫発育制御物質diflubenzuronのハエに対する効果
- 81 昆虫成長阻害剤 diflubenzuron (PH 60-40) のハエ類に対する効果
- 73 幼若ホルモン類似体 methoprene のハエに対する効果
- 6. わが国の研究施設で取扱われた衛生動物検査の実態について
- アカイエカの幼虫,サナギに対する各種ピレスロイドの効力について--ピレスロイドの生物試験に関する研究-6-
- 16 ピレスロイドのアカイエカ幼虫に対する効力
- 21 ライトトラップで捕集したコガタアカイエカ個体群の年令構成と発生消長に関する考察
- クロキンバエ Phormia regina の生活史(第 22 回大会講演要旨)