来院時に異常姿勢を呈したび漫性脳損傷の検討
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概要
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異常姿勢を伴ったび漫性脳損傷の転帰は不良とされているが, その存在と転帰が一致しない場合がある.今回著者らは, 異常姿勢を伴ったび漫性脳損傷30例について転帰良好群と不良群に分け, 転帰に関与する因子を多変量解析で検討した.結果は転帰良好群16例, 不良群14例であり, 転帰良好因子として, (1)MRl上中脳腹側部に病変を認めないこと, (2)異常姿勢の継続期間が7日以内であることがあげられた.以上より来院時の所見から転帰を推定することは困難であり, 転帰良好例が過半数に存在することからも多角的な集中治療が必要であり, 転帰を推定するうえでは早期にMRl施行することと異常姿勢の経過の観察が重要と考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1999-08-20
著者
-
松前 光紀
東海大学医学部脳神経外科
-
下田 雅美
東海大学医学部脳神経外科学教室
-
下田 雅美
東海大学医学部脳神経外科
-
柴田 將良
東海大学医学部救命救急医学
-
石坂 秀夫
東海大学医学部脳神経外科
-
白水 秀樹
東海大学医学部脳神経外科
-
津金 隆一
東海大学医学部脳神経外科
-
松前 光紀
東海大学 外科学系 脳神経外科学
-
津金 隆一
東海大学医学部附属大磯病院 神経内科
-
松前 光紀
東海大 医
-
松前 光紀
東海大学医学部脳神経外科学教室
-
白水 秀樹
東海大学医学部付属八王子病院脳神経外科
-
柴田 将良
Emergency And Critical Care Medicine Tokai University School Of Medicine
-
柴田 將良
東海大学 医学部 救急救命医学
-
柴田 將良
東海大学医学部付属大磯病院
-
松前 光紀
東海大学医学部 外科学系 脳神経外科領域
-
白水 秀樹
東海大学医学部 外科学系 脳神経外科領域
-
石坂 秀夫
東海大学医学部 外科学系 脳神経外科領域
-
松前 光紀
東海大学医学部
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