症候性ラトケ嚢胞のMRI : 嚢胞の信号強度と臨床症状との関連
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概要
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症候性ラトケ嚢胞の内容液のMRI信号強度と,嚢胞の上方への伸長程度,および臨床所見との関連を検討した.自験例9症例とMRI所見が明記されている文献例69症例,計78例を対象とした.MRI所見から,I群:T1強調画像で低信号かつT2強調画像で高信号,II群:T1およびT2強調画像が高信号,III群:T1強調画像はさまざまな信号,T2強調画像は低信号,の3群に分けた.髄液様の信号強度を示す1群は,他群に比して上方第3脳室へ大きく伸びた状態で診断されることが有意に多く,またII群は,それより小さい嚢胞として診断されることが多いことが明らかになった.一方,I群の症例は下垂体前葉機能低下が少なく,視力・視野障害が多い傾向がみられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1997-07-20
著者
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半田 讓二
滋賀医科大学脳神経外科
-
半田 譲二
滋賀医科大学脳神経外科
-
中洲 庸子
滋賀医科大学脳神経外科
-
中洲 庸子
野洲病院脳神経外科
-
竹市 康裕
蘇生会総合病院脳神経外科
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半田 譲二
滋賀医科大学 脳神経外科
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