パプアニューギニア産植物数種の染色体
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概要
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パプアニューギニアに自生する被子植物8科9属9種について、若い葉を用いて調べた体細胞染色体の数と形態を報告する。全9種及び6属について初めての報告である。Cansjera leptostachya(オピリア科)は2n=20,Dracontomelon dao(トウダイグサ科)は2n=32,Endiandra brassii(クスノキ科)は2n=30,Endospermum moluccanum(トウダイグサ科)は2n=48,Gymnacranthera paniculata(ニクズク科)は2n=44,Haplolobus floribundus(ブルセラ科)は2n=44,Mishocarpus grandissimus(ムクロジ科)は2n=32,Pimeleodendron amboinicum(トウダイグサ科)は2n=22,Siphonodon celastrineus(ニシキギ科)は2n=28の染色体数をもつことが明らかにされた。
- 日本植物分類学会の論文
- 1999-08-28
著者
-
戸部 博
京都大学総合人間学部
-
戸部 博
京都大学
-
萩沼 一男
高知女子大学生活科学部
-
DAMAS KIPIRO
Forest Research Institute, Papua New Guinea
-
SITAPAI ALOIS
Forest Research Institute, Papua New Guinea
-
Damas Kipiro
Forest Research Institute Papua New Guinea
-
Sitapai Alois
Forest Research Institute Papua New Guinea
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