単層膜垂直記録媒体におけるMRヘッド再生波形のベースラインシフト
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概要
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記録ヘッドとして100μm幅のMIGヘッド, 再生ヘッドとして2.7μm幅のMRヘッドを用いて, 再生波形のベースラインシフトを測定した。ベースラインシフトはトラック端で極大になり, 極端部では負の値を取った。トラック端での漏洩磁界とMRヘッドの再生出力のオフトラック特性を元に漏洩磁界がベースラインシフトに与える影響を検討した。漏洩磁界から生じる再生出力と観測されたベースラインシフトのオフトラック特性とは定性的に一致した。また長手軸方向におけるMRヘッドの垂直感度関数を求めた。この感度関数は単峰型ピークを含み, このピークがトラック端での漏洩磁界を拾うことによってベースラインシフトが生じると考えられる。
- 1999-11-10
著者
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