Co/Pd人工格子記録媒体の作製条件と記録特性 (<特集> 磁性薄膜, 一般)

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概要

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人工格子膜垂直磁気記録媒体の低ノイズ化を目的に、Co/Pd人工格子膜のArガス圧力による作製条件と磁化反転メカニズム等の磁気特性や記録性能の関係を検討した。Arガス圧力が5Pa以下で作製した試料に比べて、10Pa以上で作製した試料では垂直抗磁力が大きく増大した。また、抗磁力の角度依存性の測定から、5Pa以下では磁壁移動型に近い磁化反転の振る舞いを示すのに対し、10Pa以上では磁化回転型であることが分かった。リングヘッドによる記録再生の測定で、1 Paより70Paと高いArガス圧力で作製したCo/Pd人工格子膜の方が媒体ノイズが小さく、高い記録分解能を示すことを確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-13

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