臨場感通信会議のための人物動作のリアルな実時間再現(<論文特集>3次元画像情報技術)
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概要
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臨場感通信会議における, 自然な人物全身動作の実時間再構成法を提案し, 検討を行った.臨場感通信会議では, 少数のセンサデータから全身像の動作を推定し, 再現する必要がある.人物モデルを, 骨格構造に対応するリンク機構としてモデル化するとともに, 各人体パーツをワイヤーフレームモデル(WFM)だけでなく, Free Form Deformation(FFD)とImplicit Function Primitive(IFP)とを組合せてモデル化する.このモデルは, WFMの高速表示性とFFDおよびIFPの自然な変形表現能力とを併せて有している.人物の上半身に装着された少数センサから, 通信会議状況の限定動作を対象に, 全身動作を推定する手法を提案した.実験により, FFDとIFPの変形表現能力の有効性を確認した.さらに, 6自由度計測が可能な4個の磁気センサを上半身に装着し, 着座から起立, お辞儀に至る遷移動作の再構成を8フレーム/秒で行えることを確認した.
- 1996-09-20
著者
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大谷 淳
株式会社ATR通信システム研究所
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岸野 文郎
株式会社ATR通信システム研究所
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成山 桂一
(株)ATR通信システム研究所
-
カランシャー シン
シリコングラフィックス社
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成山 桂一
株式会社ATR通信システム研究所
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