イワシ類の含有する炭化水素の由来 : 魚類石油汚染検索の際のバックグラウンドについて
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概要
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Paraffine hydrocarbons are thought to be good marker compounds for the marine pollution by petroleum, although their natural occurrence in marine organisms and their distribution along the food chain have not been clarified. Tissue contents of paraffine hydrocarbons in sardine, anchovy, horse mackerel, gray mullet, ayu and eel were studied by an improved gas liquid chromatography procedure. Their contents in fish meal and visceral tissue were estimated separately, and the result showed their uniform distribution per tissue lipid. The presence of n-hepatadecane in some phytoplanktons, which are known to be food of sardine, suggests that the origin of paraffine hydrocarbons in the plankton feeder is the phytoplankton on which they feed. Similar relations between horse mackerel and zooplanktons are also inferable from concomitant occurrence of pristane in both planktons and their predators.
- 公益社団法人日本薬学会の論文
- 1981-08-31
著者
-
大村 正美
浜松市保健所
-
大村 正美
浜松市衛生試験所
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島津 守矢
浜松市保健所
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魚谷 逸朗
東海大学海洋学部水産学科
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西村 顕治
浜松医科大学医学部
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佐藤 英二
浜松医科大学医学部
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三輪 良雄
浜松市保健所
-
門名 嘉則
浜松市保健所
-
西村 顕治
浜松医科大学
-
魚谷 逸朗
東海大学海洋学部
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