ノシメマダラメイガ PLODIA INTERPUNCTELLA HUBNER のすかしば形質 : その発現の遺伝機構と温渡効果
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概要
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ノシメマダラメイガに, 成虫の翅の鱗粉の欠如する形質(cw)を発見した.cw形質には後翅だけにみられるものから, 翅全体に及ぶものまでいろいろの程度のものがみられる.その発現は温度によって強く影響されるが, 湿度の影響は弱い.この実験の範囲では25℃, 53%R.H.の条件で最も強く発現した.cw形質の発現の程度は蛹期に決定される.cw個体においても蛹期に鱗粉が形成されるが, 翅につかないで蛹殼に残される.cw形質を発現させる遺伝機構は単純ではないが, 劣性の主因子(cw)として扱うことができる.
- 日本昆虫学会の論文
- 1973-06-25
著者
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