理科教材の検討 : 総合理科科目について
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概要
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我が国で理科の総合的科目が設けられて20年以上たった。この総合的科目は,理科教育が果たすべき役割の一つである国民的素養としての自然科学的知識を生徒に身に付けさせることを目的としていた。以来,これまでに二度の学習指導要領の改訂があったが,最近の改訂では当初の理念とはかなり違ったものに変貌している。ことからもわかるように,教育現場でのこの種の教科に対する評価は低いまま,定着せずに終わりそうである。この論稿では,基礎理科,理科Ⅰ,総合理科のこれまでの総合的理科科目の目的と内容につい振り返る。The subject on the general science was introduced into the high school education in Japan in 1970 but its contents were largely changed at the recent revision of the guide of course of study of this subject in 1989.It seems that this subject which has been taught all this while has been evaluated not so highly in our country,though the importance and the necessity of the subject of this kind are obviously well recognized.Here,we critically study about the aims and contents of this subject by investigating their guide of the course of study,text books and problems of the unified university entrance examination.
- 大阪教育大学の論文
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