子どもの情報能力を育てるマルチメディア学習システムの開発 : 環境教育のための授業実践とコンピュータ教材の開発
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概要
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本論文では,京都市立樫原小学校における環境教育の実践において開発したマルチメディア学習システムに関して,その設計仕様と授業のあり方を報告する。このシステムは,単元内の学習活動の進行にともなって,放送番組の一斉視聴のためのテレビ,情報検索計画支援型コンピュータ,映像データベース型コンピュータ,子供の情報収集ツールとしてのハンディービデオカメラ,プレゼンテーションのためのOHPやビデオデッキなどのマルチメディアを含んでいる。それぞれのメディアを用いて子供の情報能力の育成をどのように行ったのかを,単元モデルと新しく開発した2つのコンピュータソフトの特色を中心にしながら,体系的に表現する。The purposes of the present study were to make an instructional model to enhance information literacy or children,to make a development model of a multimedia learning system for information literacy enhancement and to clarify the design principles for two different types of computer courseware;retrieval planning support courseware and visual data base courseware.These three purposes were so planned as to be achieved through the actual implementation of the maltimedia system at an elementary school in Kyoto.The instuctional model included seven main activity stages;TV viewing about environmental problems,making of one's own leaning task,information retrieval planning with a computer,problem solving in a multimedia learning environment,problem solving outside the school,production of presentation materials about research outputs and multimedia presentation.Multimedia were incorporated into each activity stage in the instructional model so that the multimedia system would be made to formulate a vertical framework following the activity flow.TVwas a medium for information reception,a computer,OHP,TV viewing corner,magazines and books for information retrieval,a handy video camera and a camera for information gathering,and OHP and a videodeck for presentation.Computers were also used as detabases to plan how to retrieve necessary information in a multimedia room in the next lesson.
- 大阪教育大学の論文
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