自己評価支援型ハイパーディア教材の開発研究 : 教師と子供の対話を支援する生活科教材の特性分析を通して
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概要
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本研究では,生活科での一つの単元学習を対象事例として,試験的に-イパーメディア教材を開発し,さらにそれを実際の学習場面で活用することを通して,体験学習の文脈で活用される自己評価支援型ハイパーメディア教材の典型的な教材特性,および教材活用時における教師と子供の対話カテゴリーを明らかにした.より具体的には,本研究で開発したハイパーメディア教材の特性を表現するために,「ハイパーメディア教材設計意図表」,「ハイパーメディア教材設計仕様表」,「ハイパーメディア教材内容・操作系列表」,「階層別教材仕様表」,そして「モダリティー別入力情報マップ」という5つの表現手段を用いた.さらに,対話カテゴリーを構成するためには,本教材を活用した研究授業の様子をビデオ記銀し,それをもとに作成した授業プロトコルから対話カテゴリーを帰納的に作成した.最終的には,両者を組み合わせて,生活科においてハイパーメディアを活用して学習活動の自己評価のために行う教師と子供の対話を支援する特性を整理する枠組みを構成した.The objective of the present study was to construct a design framework for a hypermedia learning program for self-evaluation of learning activities as well as to construct a teacher-student discourseframework for a teacher-students using theprogram. A hypermedia program, named "HyperHydrangea," was developed using a Macintosh computer and authoring software. In order to illustrate the features of this program, the following fivetables and figures were constructed to represent the program: 1. Program Design Intent, 2. Program Design Specifications, 3. Three Levels of Design Specifications, 4. Instructional Content and ManipulationSequence Table, 5. Modality Input Information Map.The framework for discourse support includeddiscourse categories induced from a communication process protocol for using the hypermedia learning program while the discourse-support categories were developed from the design specifications for the program.
- 1995-06-20
著者
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