顔画像からの眼部領域抽出 : スリット画像の補正手法

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
画像内からの顔や、顔のパーツの認識における研究にはテンプレートマッチングや、フレーム間差分を利用した顔部位抽出法がある。時系列画像を対象にした後者の方法では、ある程度頭部を固定しなければ、目的とする領域の認識を行なえない可能性があった。我々はHIなどへの利用を考えた、まばたき波形の抽出法を提案してきた。しかし頭部は固定、眼部の切り出しは手動という半自動抽出であったので、心理実験などへの応用以外に対応できなかった。そこで、頭部の運動をある程度許容する眼部検出法を後に提案していたが、眼部が差分領域として抽出されない場合や、髪の毛の影響で前フレームから重心が大きく移動した場合の重心誤対応を避けられなかった。今回はフローの方向が安定している領域に注目し、重心の時間連結が切れたり、移動量が大きすぎる重心のトラッキング補正を行なった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-09-05

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク