時空間視覚モデルによる多重仮現運動の解析
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概要
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人間の視覚系は連続的に移動する物体の運動(実際運動)に対してのみでなく、静止物体または静止画像の断続的提示(仮現運動)によっても運動の検出が可能である。筆者は既に、従来の時空間視覚モデルに運動検出機構を組み込むことで、運動に対する視知覚応答特性の再現と速度検出の両方を可能とする運動検出モデルを定式化し、実際運動(多重運動)の解析に有効であることを確認した。本報告では、この視覚モデルが仮現連動の見え方特性の理論的再現、及び多重仮現運動の速度検出にも適用可能であることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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