連続仮現運動刺激に対するフーリエ及び非フーリエ機構の運動検出特性
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概要
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視覚系の運動検出機構にはフーリエ機構と非フーリエ機構の存在が知られている。連続仮現運動に対する視覚系の運動検出特性に於いては、フーリエ機構はISI(Inter-stimulus Interval)の増加に伴いその機能が低下して零となるが、非フーリエ機構はISIとは関係無く位相シフト方向の連動を知覚すると言う検出動作の相違が実験的に示唆された。本報告では、この示唆の正当性を検討することを目的として、連続仮現運動に対する運動残効時間を実測した。従来研究から、運動残効はフーリエ機構順応により引き起こされること、非フーリエ機構では生じにくいことが知られておりこの性質を利用すれば上認示唆の検証が可能である。
- 1996-09-18
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