LAN上での負荷適応型動画通信方式の提案と評価

概要

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PC(Personal Computer)の一人一台化及びLAN(Local Area Network)によるネットワーク化が進展している。一方、音声や動画を扱うためのマルチメディア技術も進展しており、PCを中心にマルチメディアプラットフォームが構築されつつある。以上を背景に、LANによりネットワーク化されたマルチメディアPC上でテレビ電話やテレビ会畿等のマルチメディア・コミュニケーションを行なうシステム及びそのためのマルチメディア通信プロトコル等の要素技術の研究開発が進められている。音声や動画等のマルチメディアデータは従来のデータとは異なり時間情報を有しており、その通信においては、時間連続性を保証する機能が必要となる。一方、LANは伝送路共有型のパケット交換ネットワークであり、接続された各端末からのトラヒックの影響により、個々のパケットの遅延時間が揺らぐ。よって、LAN上にてマルチメディアデータの通信を行なうためには、時間連続性保証のための何らかの制御を行なう必要がある。上記問題に対し、我々は、パケット到着間隔の観測によりLANの負荷を推定し、それを基に時間連続性保証制御を行なうマルチメディア通信方式を提案している。本報告では、上記提案方式及び提案方式に基づき開発したプロトシステムにおける通信品質評価結果につき報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

LAN上での負荷適応型動画通信方式の提案と評価

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