超流通システムの試作(課金サーバ型)

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概要

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昨年頃から、CD-ROMによるソフトウエア販売が開始されている。これは、ユーザが CD-ROMの中から、気にいったソフトウエアの利用権を購入すれば、対応するソフトウエアがインストール出来る仕組みである。又、1983年には筑波大学の森らにより電子情報の健全な流通をめざして超流通システムが提案された。超流通では、ソフトウエアのコピーを禁止するのではなく、利用に対して従量課金を行うことにより、情報提供者の利益とユーザの利便性を提供する。筆者らは、超流通システムのアーキテクチャ、及び、それを構成する要素の部品化を提案し、課金モジュールと呼ぶ利用上限付きの利用管理機構を有するハードウエアを各ユーザ計算機に付加した超流通システムの試作を行い、報告した。本稿では、超流通システムのユーザとして、企業等のローカルネットワーク上のユーザを対象とした課金サーバ型の超流通システムの試作について報告を行う。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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