ネットワーク鍵管理に適した高速RSA暗号アルゴリズムについての検討

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概要

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コンピュータネットワークの進展,普及により、ネットワーク経由の情報サービスが一般に提供され始めた。このため、情報の秘匿やユーザの認証等の暗号技術は必須であり、中でも、RSA暗号に代表される公開鍵暗号系を使ったデジタル署名は不可欠な技術である。しかし、RSA暗号処理はオーバーヘッドが大きく、システム利用者からは、ソフトウェアによる高速処理の早期実現が望まれている。本稿では、RSA暗号の高速化アルゴリズムのうち、モンゴメリのアルゴリズムについて検討を行ない、速度低下の原因である多重精度乗算処理を倍数テーブル索引に変更することで、高速化を行なった。その結果パーソナルコンピュータ(i486,33MHz)で512ビットRSA演算を1.5秒で実現した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-07-05

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