システムLSIに輝かしい未来はあるか?
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概要
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従来のパソコンを中心とした半導体ビジネスが大きな行き詰まり状態に直面している中で、特に日本業界では強みである情報家電を背景としたシステムLSIに注力すべきとの見解が日に日に力を増している。しかし、システムLSI設計者は、世界最高水準の技術力だけではなく、設計人口の少なさと短い開発TATの要求から、多大の労力と1つもミスを許されない極度の緊張の持続を強要され、かつ仕事量の割には低い社会的経済的評価に甘んじざるを得ない状況に置かれている。このような状態が持続する限り、社会全体のシステムLSI設計力の大幅強化は望めず、これを産業基盤とすることは難しいと言わざるをえない。そのような状況を打開するために、LSI設計力の強化に向けた研究開発が設計ツール業界、企業の共同体やいくつかの大学で行われている。現在進行中の研究開発成果が実を結んだときに、システムLSI設計現場はどのように変貌するか、設計者には本当にバラ色の将来が約束されるようになるかという観点から、設計環境改良のアプローチの適否を見極めようというのが、本パネルの趣旨である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-01
著者
-
萩原 靖彦
NEC
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萩原 靖彦
日本電気株式会社デバイスプラットフォーム研究所
-
広瀬 文保
日本CADENCE
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中村 忠彦
STARC
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黒田 忠広
慶大
-
広瀬 文保
日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
-
中村 忠彦
株式会社 半導体理工学研究センター(starc)
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