アナログ並列型DFT-VLSIの演算誤差解析
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概要
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我々は,アナログ回路を用いた並列演算により,離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform;DFT)をVLSI上で高速かつ高精度で実行する手法を提案している.アナログ回路による構成法では,処理の高速性や回路のコンバクト性の点では有利であるが,演算精度をどこまで高められるかが,実用上の鍵となる.本構成法では,定係数乗算器に用いているMOSカスコードカレントミラー回路によって演算精度が決定され,係数(回転因子)の丸めによる誤差,乗算器の非線形性による誤差,乗算器に用いる素子のミスマッチによる誤差が在存する.本報告では,これらについて,統計的解析と計算機シミュレーションを行い,VLSIを実現した場合の演算誤差を推定した.その結果ミスマッチによる誤差が支配的要因であり,その誤差は1024点の場合で約2%と見積もられた.
- 1994-06-23
著者
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