簡便なハッシュ関数族の構成法
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概要
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計算機ネットワークにおいて意図的なデータの書換えを防止することは,信頼性の高いシステム設計・運用の意味からも極めて重要である.これを実現する一つの方法として一方向性ハッシュ関数族を利用することの有効性が指摘されている.一方向性ハッシュ関数族は,UOHF(universal oneway hash function family)とCIHF(collision intractable hash function family)の二つに分類される.UOHFについてはこれまでに多くの理論的成果が知られているが,CIHFに関しては十分な理論的な解明がなされていないのが現状である.そこで本論文では,CIHFの構成に関してこれまでとは全く異なった観点から検討する.そして,素因数分解の困難さに基づいた簡便なCIHFの具体的な構成法を提示し,その有効性・意義等について考察する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-06-25
著者
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