凸型資本投資問題に対するオンラインアルゴリズムの設計と解析
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概要
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工場で生産を行なう際に, 生産に必要な設備投資を行ない, その設備を用いて受注生産を開始するものとする.ただし, 設備の価格が高ければ高い程, その生産単価が安くなるものと仮定する.このような状況で, 投資効率を最大化する問題を"凸型資本投資問題"という.これまでに, Azarらにより凸型資本投資問題に対するオンラインアルゴリズムCONVEXが提案されており, その競争比が7であることが知られている.本論文では凸型資本投資問題に関して-(1)アルゴリズムCONVEXの競争比は4+2√<2>以下である(Theorem 3.2);(2)任意のε>0に対し, アルゴリズムCONVEXの競争比は4+2√<2>-ε以下である(Theorem 3.4);(3)任意のε>0に対し, 凸型資本投資問題の競争比は2-ε以上である(Theorem 4.1);(4)γ-制限された凸型資本投資問題に関して, アルゴリズムCONVEXの競争比は5+4 / (γ-4)以下である(Theorem 5.3);(5)任意のε>0に対し, γ-制限された凸型資本投資問題に関して, アルゴリズムCONVEXの競争比は5-ε以上である(Theorem 5.4)-を示す.(
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-03-22
著者
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