自己検査器及び自己修正器の関係について
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概要
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ある関数fを計算するプログラムP_fを書いたとき「そのP_fが正しくfを計算していることを如何にして保証するか?」という問題は,工学上重要であるとともに,理論上極めて困難な問題であることが知られている.この問題に対して,プログラムの正当性を確率的に検証する方法として,検証器・自己検査器・自己修正器が知られている.本研究では,新たな概念として"自己修復器"を提案し,検証器・自己検査器・自己修正器が構成可能となような関数の特長付けを目的に,組合せ論及び計算量理論の議論を通じて,以下の結果-(1)一方向性置換が存在するとき,検証器は構成可能であるが,自己修正器は構成不可能であるような関数が存在すること;(2)自己検査器/修正器対から,高性能な自己検査器が構成可能であること;(3)自己検査器/修正器対から,高性能な自己修復器が構成可能であること-を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-20
著者
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