ユーザのプライバシー保護が可能な超流通ラベル配送形超流通システム

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概要

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現在提案されている超流通システムにおいては, 超流通ソフトウェアに超流通ラベルが付加され, 超流通ラベルリーダがこれを解釈して課金処理を行う.このシステムにおいてはシステム共通鍵によって超流通ラベルを暗号化し保護することになっているが, 十分な安全性を確保することは困難と考えられる.また, これまでのシステムでは課金処理のみが注目され, ユーザのプライバシーの保護に関してはあまり議論されていなかった.しかし, 実際に運用するにあたっては, 何らかの対策を施す必要がある.本論文では, 超流通ラベルを超流通ソフトウェアに付加せず, 管理センタから配布することによって安全性の向上を図り, かつユーザのプライバシーの保護を考慮したシステムを提案する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-10-25

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