ウェーブレット極大値に基づく画像のエッジ強調と画像拡大への応用
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概要
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本論文では,信号のウェーブレット極大値の制御に基づくエッジのコントラスト強調法を提案している.画像エッジの局所的なコントラスト強調法として,多重スケール解析に基づいて,高周波成分を劣化画像から推定する方法が各種提案されている.本論文では,画像のエッジ上で極大値を発生するウェーブレット極大値表現を用い,画像のウェーブレット極大値を制御する過程で,高周波成分の推定を行う.本論文では,エッジ座標におけるウェーブレット極大値の制御方法として,画像のエッジ座標上に係数を乗じたウェーブレット関数を加算する方法を提案している.ウェーブレット関数に対する係数は入力画像のウェーブレット極大値より,あらかじめ導出された分析ウェーブレット関数と合成ウェーブレット関数間の内積値から,エッジ上で決定される.信号の極大値を制御する過程で,強調のための高周波成分を推定することが可能であり,ウェーブレット極大値の振幅推移から,雑音と画像本来のエッジを分離することができるため雑音耐性に優れた画像強調,画像拡大が実現できる.提案法を画像強調と画像拡大にそれぞれ応用し,雑音耐性を付加したアンシャープマスキングによる画像強調法,ラプラシアンピラミッドのスケール間相関を用いた画像拡大法と比較を行い,提案法の有効性を確認している.
- 2003-04-01
著者
-
中静 真
東京農工大学大学院生物システム応用科学研究科
-
岡崎 秀俊
東京農工大学大学院生物システム応用科学研究科
-
岡崎 秀俊
東京農工大 大学院生物システム応用科学研究科
-
中 寛信
オリンパス光学工業
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