ウェーブレット極大値による画像強調

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概要

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本研究では、ウェーブレット極大値に基づく画像強調法を提案している。ウェゥブレット極大値は、多重スケールにより画像のエッジを記述し、高精度な原画像復元が行なえることが知られている。本研究では、劣化を受けた画像のウェーブレット極大値を修正することで失われた高周波成分を推定し、画像強調を行なう方法である。提案法では、エッジの特徴量として平滑度を定義し、平滑度とエッジ振幅を入力とするファジールールにより極大値を修正する。ファジールールによる学習により、画像輪郭により適応的な画像強調が可能である。実験では、画像全体が平滑化された画像の強調と共に、画像の一部が平滑化された画像の強調を行ない、学習画像により最適化されたファジールールを用いることで、エッジが過度に強調されることが無く、画像全体にほぼ均一な強調が実現できることを確認した。
2001-07-24

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