ウェーブレット極大値の制御に基づく画像のエッジ先鋭化

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本報告では,ウェーブレット極大値の制御に基づくエッジの強調法を提案している.画像強調の目的は,劣化の過程で平滑化を受け,劣化した画像を鮮明にすることである.強調法の中で,高周波成分を多重スケール解析に基づき,劣化画像から推定する方法が各種提案されている.本研究では,画像のエッジ上で極大値を発生するウェーブレット極大値表現を用い,画像の極大値を制御することで高周波成分の推定を行う.本報告では,極大値の制御方法として,分析ウェーブレット関数と合成ウェーブレット関数の相関より,極大値座標を中心とする合成ウェーブレット関数を加算する方法を提案している.提案法を画像強調と画像拡大にそれぞれ応用し,アンシャープマスキングによる画像強調法,ラプラシアンピラミッドのスケール間相関を用いた強調,拡大法とそれぞれ比較を行っている.
2002-02-25

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク