低ドーズSIMOXウェーハの埋込酸化膜におけるITOXの効果
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概要
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近年、高温アニール後の高温酸化(ITOX)により、埋込酸化膜の品質が改善されることが明らかになった。高温酸化中にシリコンパイプが消減するという結果から、最適なドーズ範囲(ODR)3.5-4.2×10^<17>cm^<-2>より低い酸素注入量でも、ITOX処理を行なうことによって、完全な埋込酸化膜が形成できることが期待される。そこで、ドーズ3.5×10^<17>cm^<-2>以下で形成した埋込酸化膜におけるITOXの効果を検討した。その結果、ITOX処理を行なうことによつて、ODRの下限は少なくとも3.5×10^<17>cm^<-2>から3.0×10^<17>cm^<-2>にシフトできるということが明らかになった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-13
著者
-
宮村 佳児
コマツ電子金属
-
JABLONSKI Jaroslaw
コマツ電子金属株式会社研究開発センター物性研究室
-
Jablonski Jaroslaw
Komatsu Electronic Metals Co. Ltd. Hiratsuka Jpn
-
斎藤 美奈
コマツ電子金属株式会社 研究開発センター
-
片山 達彦
コマツ電子金属株式会社 研究開発センター
-
Jablonski Jaroslaw
コマツ電子金属株式会社 研究開発センター
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