細胞外記録と電極界面特性
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概要
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微小電極アレイによるニューロンの計測は, 生体情報処理の時空間的特性を研究する上で有効な方法の一つである.しかし, 生体組織と電極間の界面特性が計測にどのような影響を与えるかについては, 未だ十分に解明されていない.本研究では, ラットの大脳皮質を培養し, 電極アレイ上で記録された神経回路活動の信号と, 電極界面インピーダンスの関係を調べた.界面インピーダンスは培養日数とともに増加し, 同時に信号のS/N比の向上も観測された.この結果は, ニューロンの成長とともにグリア細胞が成長して細胞外記録の信号特性に大きな影響を及ぼしていることを意味する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-11-24
著者
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神保 泰彦
Ntt物性科学基礎研究所
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鳥光 慶一
NTT物性科学基礎研究所 機能物質科学研究部 分子生体機能研究グループ
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板生 清
東京理大 大学院
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板生 清
東京大学大学院工学系研究科
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中田 杏里
東京大学新領域創成科学研究科
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板生 清
東京大学新領域創成科学研究科
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鳥光 慶一
Ntt物性科学基礎研究所
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中田 杏里
東京大学
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