Cプログラムからモジュール仕様を導出するプログラム理解システムの試作
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ソフトウェアの保守作業の中で、多くの時間がプログラムの理解作業に費やされている。これは、そのソフトウェアの完全な仕様書が存在しないことが一因である。本研究では、C言語プログラムのソースコードからモジュール仕様書レベルの情報を導出するプログラム理解システムの試作を目指している。本システムでは、認知科学的アプローチに基づくボトムアップ推論とトップダウン推論を組み合わせた推論手法を採用し、階層型フレーム構造で表現された知識ベースとのパターンマッチングにより理解処理を行なっている。本稿では、この推論手法、階層型知識構造モデル、及び現在開発中のプロトタイプの概要について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-21
著者
関連論文
- プログラム理解のリバースエンジニアリングへの応用
- リバースエンジニアリングのためのプログラム理解システムプロトタイプ「PRIPARE」(2) : 推論処理と知識ベース
- リバースエンジニアリングのためのプログラム理解システムプロトタイプ「PRIPARE」(1) : 概要
- Cプログラムから設計仕様情報を導出するプログラム理解システム
- ミスマッチングをフィードバックする推論方法を取り入れたプログラム理解システムについて
- Cプログラムからモジュール仕様を導出するプログラム理解システムの試作
- トップダウン推論とボトムアップ推論を組み合わせたプログラム理解手法の有用性
- 仕様導出を目的としたプログラム理解システムにおける知識構造モデル
- 認知科学的アプローチに基づくプログラム理解システムについて
- アルゴリズム知識とプラン知識を組み合わせたプログラム理解法