ミスマッチングをフィードバックする推論方法を取り入れたプログラム理解システムについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
我々は、知識ベースに立脚したプログラムの意味理解処理を行ない、C言語プログラムのソースコードをもとに詳細設計仕様書レベルの情報を抽出することを目標として研究・開発を行なっている。システムに於て、知識ベースを増やせば理解が可能なプログラムパターンが増えるが、マッチングに要する処理時間もそれだけ増大する。しかし人間の場合は、マッチングを取るべきパターンの予測が間違っていた場合に、マッチングに失敗した原因を考え、その結果をフィードバックして次にマッチングを取るべきパターンを選択し推論時間を短縮しているのではないかと考えられる。本稿では、処理時間の高速化のための、「ミスマッチングをフィードバック」する推論を取り入れたプログラム理解システムについて提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
関連論文
- プログラム理解のリバースエンジニアリングへの応用
- リバースエンジニアリングのためのプログラム理解システムプロトタイプ「PRIPARE」(2) : 推論処理と知識ベース
- リバースエンジニアリングのためのプログラム理解システムプロトタイプ「PRIPARE」(1) : 概要
- Cプログラムから設計仕様情報を導出するプログラム理解システム
- ミスマッチングをフィードバックする推論方法を取り入れたプログラム理解システムについて
- Cプログラムからモジュール仕様を導出するプログラム理解システムの試作
- トップダウン推論とボトムアップ推論を組み合わせたプログラム理解手法の有用性
- 仕様導出を目的としたプログラム理解システムにおける知識構造モデル
- 認知科学的アプローチに基づくプログラム理解システムについて
- アルゴリズム知識とプラン知識を組み合わせたプログラム理解法