電子政府における情報セキュリティ
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概要
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2003年度を目途として、我が国政府は電子政府の基盤を構築しようとしている。電子政府システムの構築に当たっては、セキュリティの共通基盤の確保は重要な課題とされている。なかでも、暗号技術は、電子政府で扱う情報の秘匿性、非改竄性の確保、電子認証を実現する基盤技術であり、電子政府のセキュリティ確保の重要な基盤的技術である。しかし、我が国ではこれまで暗号方式の選定に関しては、各システム毎に検討することが一般的であり、その選定基準は明確でなかった。他方、米国で選定が進められているAESや欧州のNESSIE、ISO/JTC1等で暗号アルゴリズムの標準化の動きがあり、我が国の対応が問われつつある。本稿では、我が国政府及びその関連機関で政府関連機関が扱う機密でないが重要度の高い情報(unclassified data)を処理・作成するシステムの調達を行う際に、採用すべき暗号技術を評価するプロジェクト(暗号技術評価委員会:CRYPTREC^1))について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-12-08
著者
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