視覚復号型秘密分散法を用いた個人認証方式に関する一考察
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概要
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パスワードを使った認証方式には覗き見・盗聴などに対する安全性に問題があるため,対話型個人認証方式が提案されてきているが,問題が全て解決されたとは言えない.また,重要な秘密情報を複数に分割して安全に守るための方法として秘密分散法が考えられ,さらに画像を分散してスライドに印刷し,視覚によって復号できるようにした方式が考えられている[1].本稿では,この視覚によって復号可能な秘密分散方式を応用した個人認証方式を提案する.この方式は,専用のハードウェアを用意する必要がない.さらに,これまでユーザーは機械が正当なものであるかを調べたい場合には出力装置のついたICカードなどを用いていたが,この方式では認証に用いるスライドがその機能を有している点が大きな特徴である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-11-06
著者
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