楽曲構造に基く演奏の視覚化と分析
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概要
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本稿では楽曲構造に基く演奏の視覚化について述べる。"楕円グラフ"は楽曲構造ごとに1音を1楕円で表し極座標平面上に時計回りに配置したグラフである。楕円グラフは複数の演奏成分を同時に表示するという特性を持つ。その結果、成分間の関係に着目した演奏表情の分析を行うことが可能である。本稿の分析においても、1.類似構造間の比較、2.5人の演奏の比較を行い、音の長さと音量の関係により導かれる演奏表情を確認することができた。また過去に実証済みの楽曲構造内部に関する演奏ルールや類似構造への演奏表情の再現も確認することができた。楕円の散らばり具合による全体的なテンポの比較も有用であった。
- 2000-02-18
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