秘密分散方式と組合せデザイン
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概要
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多くのグループに関連したメンバーがいる場合、複数の秘密をどう共有するか?本文では、相互に関連した複数秘密を完全対等グループに分散するシステムを組合せデザインの立場から議論することにより有用な知見が得られることを考察する。また、従来の秘密分散方式では、分散情報のサイズの増加によって情報レートは低くなるという問題を有していた。そこで本稿では、情報レートが分散情報のサイズの増加に無関係になるような高次元への拡張を考える。そして、秘密分散方式の幾何学的な性質を調べ、理想的な秘密分散方式の存在は有限幾何から構成できる組合せデザインの存在と等価であることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-14
著者
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