高速・インテリジェントなトランスポート・レイヤー・プロトコルの様相論理による構成法
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概要
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信頼性、スループット、および遅延にバラツキがあるパケット伝達ネットワークを介して、アプリケーションプログラム間の様々な通信モードを効率よくサポートするためには、トランスポートレイヤーのインテリジェント化が考えられる。即ち、要求されるプログラム間通信モードと用いられるパケット伝達ネットワークの特性に対して、適応的にトランスポートプロトコルを変えていく方法である。具体的には、もし数種類の素単位プロトコルからトランスポートレイヤープロトコルを構成することが可能であれば、予め、全てのトランスポートノードでその素単位プロトコルを実行する素単位オートマトンを多数用意し、サーバーからその組合せ方についての情報をダウンロードし、実行モジュールを生成する方法が考えられる。また、素単位オートマトンをハードウエア化することによってプロトコルの高速化が可能になる。本論文では、この方法の実現を目指して、2つの通信エージェントを対象とし、半順序集合と様相論理を用いて、素単位プロトコルからトランスポートレイヤープロトコルを構成するための理論的枠組を与える。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-30
著者
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