SHGとパラメトリック増幅過程のスクィズィングスペクトル
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概要
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近年光通信における標準量子限界を克服するものとして量子通信の実現化の研究が注目されている。スクィズド状態光は、量子通信にとって最も有益な光であり、この分野においてその応用法が盛んに研究され、実際に従来の光通信システムに対する優位性が証明されている。一方、量子光学の分野ではスクイズド状態生成の物理現象に関する研究が盛んである。しかしながら、これら2つの分野での研究は独立に発展してきており、量子通信システムに応用するためにスクィズド状態生成の物理過程の解析はまだ不十分である。本稿では、スクィズド光を用いた量子通信システムの実験的検証を目指して、共振器型SHG及びDPAのスクィズィングスペクトルの一般式を与え、DPAに関する詳細な特性解析を行なう。ここでの解析では、信号光を入力したときのスクィズィングスペクトルの特性及び、信号を変調したときの特性について解析を行なう。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-04-27
著者
-
辻井 重男
東京工業大学工学部電気電子工学科
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佐々木 毅
玉川大学量子通信研究施設
-
佐々木 毅
玉川大学
-
Noppanakeepong Suthichai
東京工業大学
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辻井 重男
東京工業大学工学部電気・電子工学科
-
相川 慎一郎
東京工業大学
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