秘密鍵暗号ベンチマークプログラム設計に関する一考察

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概要

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セキュリテイシステムのユーザー自身が、使用する暗号アルゴリズムを選択する際、その判断材料となる暗号性能指標は、客観的でしかも理解しやすいものでなければならない。例えばブロック暗号の場合、暗号強度の点では、差分解読法や線形解読法などの有力な暗号解読法に基づいた強度の相対比較が最近試みられている。しかし暗号性能のもうひとつの重要な柱である速度や規模に対する考察は、暗号の設計者によるもの以外あまり論じられる機会がない。本稿の目的は、速度に関する評価手法を与えるために、暗号アルゴリズムのべンチマークプログラム設計のあり方を検討することである。客観的で公平な速度計価を行なうことを第1の目標とし、設計に必要な項目を具体的に検討する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-06

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