RL78における暗号プリミティブのソフトウェア実装性能評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は,組込みシステムのプログラマの視点に立った,ハッシュ関数プリミティブのソフトウェア実装に関するものである.祖込みの環境ではROM/RAMサイズの組合せが多彩なため,暗号プリミティブの性能見積もりや公正なベンチマークを得るのが難しい.本論文では,ルネサスエレクトロニクス社のRL78マイクロプロセッサをターゲットとして,様々なROM/RAMサイズの組合せにおいて8つのハッシュ関数プリミティブ(SHA-256/512,Keccak256/512,Skein256/512,Gr0stl-256/512)をアセンブリ実装し,速度最適化を行なった結果を比較検討する.本研究ではROM/RAMサイズの組合せをいくつかのカテゴリに分けたが多くのカテゴリでSHAのコードが最も高速となった.併せて,速度よりもROMサイズを最小にすることを目指した実装も行い,この結果,KeccakではROMが453バイト,Skein256はROMが396バイトで実装することができた.
- 2013-02-28
著者
関連論文
- 128ビットブロック暗号Camelliaの実装評価
- 128ビットブロック暗号 Camellia
- 96km既設光ファイバを用いた量子暗号通信システム実験(インターネット・フォトニックネットワークアプリケーション, 一般)
- 96km既設光ファイバを用いた量子暗号通信システム実験
- 128bitブロック暗号Camelliaの小型ハードウェア実装における一方法
- 128bitブロック暗号Camelliaの小型ハードウェア実装における一方法
- 128bitブロック暗号Camelliaの小型ハードウェア実装における一方法
- 128bitブロック暗号Camelliaの小型ハードウェア実装における一方法
- ブロック暗号のハードウェア実装に関する評価指標について(1)
- 秘密鍵暗号ベンチマークプログラム設計に関する一考察
- 15. ネットワーク社会における情報セキュリティの理想と幻想(1000号記念「夢・創・想・感」)
- Core2上でのブロック暗号アルゴリズムの実装性能評価について(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- Core2上でのブロック暗号アルゴリズムの実装性能評価について(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- Core2上でのブロック暗号アルゴリズムの実装性能評価について(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- 第3世代携帯電話(W-CDMA)国際標準暗号の誕生(安全性,実装性…世界標準の技術となるポイントは何であったのか)(ブレークスルー : そして独創的な技術は生まれた)
- 秘密鍵暗号方式の確率的解読法に関する考察
- ソフトウェア暗号ライブラリの関数インタフェイスに関する考察
- 5.暗号強度評価技術( : セキュリティと暗号化)
- MISTYのソフトウエアによる高速実装法について(III)
- MISTYのソフトウエアによる高速実装法について(I)
- 線形解読法 : 歴史と未解決問題(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- A-7-9 Serpentの差分経路探索について(II)
- RC5の強度評価に関する一考察(その2)
- 線形解読法における最良表現の効率的な探索アルゴリズム
- 線形解読法 : 歴史と未解決問題(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- 線形解読法 : 歴史と未解決問題(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- 第2回NESSIE会議報告
- Linear Cryptanalysis of Block Cipher XENON
- ブロック暗号E2の差分経路探索
- 第2回AES会議, 第6回FSE会議報告
- RL78における暗号プリミティブのソフトウェア実装性能評価
- RL78における暗号プリミティブのソフトウェア実装性能評価